2016年3月14日月曜日

「留学生リレー日記」第3回 いざボストンへ

「留学生リレー日記」第3週の今週は、出願から渡航までの流れを、タフツ大学在学中の趙雪薇さんにまとめていただきました。

 

海外旅行が好きで留学にはずっと興味があった。しかし本格的に行動に移すのは予想以上にハードルが高い。いざ博士課程に進学しようと思った時、日本では苦学生や就職難というイメージがあったが、米国の博士課程について詳しく調べてみるとそんな印象はどこにもない。そこで本格的に留学準備に取り掛かることにした。



実際の(と私の理想の)出願の流れを簡単にまとめてみる。

3月 研究室探し。とりあえず興味がある教授を検索しては自己紹介及び訪問したい旨のメールを送信。(誰かにラブレターを送るくらい細心の注意と情熱を込めるのが理想。)

5月 研究室訪問(行けるだけアタック。)

6月 TOEFL(理想ではここで完了。)

8月 TOEFL[再受験]、GRE受験(理想ではここで完了。)

9月 奨学金出願 

10月    推薦状の依頼

11月 GRE[再受験]、出願用エッセイを書く

12月1月 出願手続(すべてオンライン。締切の時差を考えなくてもいいくらいには余裕を持つ。)

2月 奨学金結果通知(早ければ11月頃に出るものもある。)

3月 (奨学金合格報告の後)合格通知

現実は常に理想通りにはいかないものである。これから留学を目指す人には是非根気強く頑張ってほしい。


ボストンは米国への移民が最初に到着した土地らしく街はどことなく中世のヨーロッパ的な雰囲気が漂っている。人々も米国人にしては大人しめな印象を受ける。他の都市に比べるとどことなく日本に近い安心感が得られるのは私だけではないはずだ。



留学生リレー日記
第1回 プロローグ(1) アメリカとドイツからこんにちは
第2回 プロローグ(2) じゃがいも&ドライブ&シェアハウス
第3回 大学紹介編(1) いざボストンへ
第4回 大学紹介編(2) 棚から...
第5回 大学紹介編(3) 星を眺めて、哲学にふける
第6回 大学紹介編(4) Q&Aその1
第7回 日常生活編(1) アイスホッケーはじめました
第8回 日常生活編(2) 心理的ハードルが低くなる
第9回 日常生活編(3) チョコとポテトは必需品
第10回 日常生活編(4) Q&Aその2
第11回 トラブル編(1) アメリカの洗礼
第12回 トラブル編(2) ビザが届かない!
第13回 トラブル編(3) 自分が持てる分だけ、買おう
第14回 エピローグ 私にとって留学とは、将来への展望


執筆者プロフィール

  趙 雪薇 (ちょう ゆきばら)
タフツ大学 生物医療工学科の大学院1年生 修士卒業後に渡米
研究内容は細胞外小胞を用いた細胞のリプログラミングへの応用
  滋井 康人(しげい やすと)
テキサスA&M大学 海洋学科大学院1回生 大学院卒業後就職し、社会人留学
構造地質や堆積学等、地質学の習得を目的として留学
川口 雄久(かわぐち かつひさ)
チュービンゲン大学 International Max-Plank Research School of Neural & Behavioral Sciences 博士課程1年目 学部卒業後に渡独、修士修了
研究内容は、セロトニンの視覚情報処理における役割
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発行責任者: 武田 祐史
編集責任者: 日置 壮一郎
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