2016年4月4日月曜日

「留学生リレー日記」第6回 Q&Aその1

毎週更新「留学生リレー日記」第6回は大学院出願スケジュールと第3回〜第5回の内容についてのQ&Aです。ぎゅうぎゅうにTOEFLの予定を詰めると、地方会場へ遠征することになるのですね!今年からは北陸・北海道新幹線の開業でさらに受験しやすくなりそうです。





1. 出願までのスケジュールや試験についてコメントをお願いします。

 もう少し前もって準備できればよかったので、理想だと思う日程と私が実際に受験した日程の両方を書きました。本当はGREとTOEFLを早い段階に終わらせて推薦状の執筆に集中する予定だったのですが、思うように点数がとれず、GREを2回、TOEFLを5回、繰り返し受験しました。東京のTOEFL会場は先の日程まですぐに埋まってしまうので、頻繁に受験するために地方会場にも足を運びました。
 私も学生時代に英語があまり得意でなかったので、少し手こずりました。留学決定、準備開始から出願まで期間があまりなかったので、GREは1回しか受けませんでしたが、TOEFLに関しては2か月に一回のペースで合計3–4回受験しました。私も新潟と長野の会場に行きましたよ。
 米国の大学院と違って試験が少なかったので比較的余裕がありました。奨学金の応募にTOFELかIELTSが必要だったので、大学3年の終わりから4年にかけてTOFELを1回、IELTSを2回受けました。IELTSはTOEFLより会場が少ないので、気を付けて下さい。私の場合は、奨学金の決定が大学の合格よりも先でした。最後に大学の受験コースによる筆記試験がありましたが、GREのSubjectのテストのようなもので、大学で学習する基本的な内容のみでした。博士課程進学時は日本と同じく特に試験は不要でした。

やはり試験に関しては早く終わらせるに越したことはないようですね。

2. みなさん、きれいな写真を載せてくださいましたが、どういった写真ですか?

  写真は、ボストンの中心の公園の中にある、Samuel Adamsというボストン出身の政治家の銅像です。休日には、散歩する人が多いです。
 写真の草原は大学のキャンパス内の原っぱですね。手前に大学と市街地を隔てる道路があり、写真では近く見えますが大学まで歩いて20分くらいかかります。
 近所の写真です。ここだけが町の観光スポットといえるところです。夏になると川は泳げるし、川下りスポーツも盛んです。川沿いの建物の向こう側が旧市街地になっており、大学から5分くらいの場所にあります。毎日ライトアップされており、初めて見ると幻想的で、研究で荒んだ心が洗われそうですが、毎日見ていると慣れてしまいます(笑

 3. 大学の雰囲気やレクリエーションについてもう少し教えてください

   ボストンはアイスホッケーが盛んなので、私もこちらに来てから始めてみました。アイススケートすらしたことがなかったのですが、少しずつ上達しています。
   野菜が少なく肉料理が中心の食生活になったので、健康のため毎日ジムで1時間ほど走っています。学科や研究室でのレクリエーションはあまりありませんが、ホームパーティはよく行きます。
   チュービンゲン大学は大学の設立が神学の古典研究から始まったので、神学科が大学の中心です。神学部専用の寮には一般人は入れませんし、神秘的な雰囲気がありますね。
大学によって日本と雰囲気が全く違ったり、そこで新たな趣味を初めたりするのが留学の醍醐味の一つかもしれませんね。次回はレクリエーションについてさらに詳しくお送りします。


留学生リレー日記
第1回 プロローグ(1) アメリカとドイツからこんにちは
第2回 プロローグ(2) じゃがいも&ドライブ&シェアハウス
第3回 大学紹介編(1) いざボストンへ
第4回 大学紹介編(2) 棚から...
第5回 大学紹介編(3) 星を眺めて、哲学にふける
第6回 大学紹介編(4) Q&Aその1
第7回 日常生活編(1) アイスホッケーはじめました
第8回 日常生活編(2) 心理的ハードルが低くなる
第9回 日常生活編(3) チョコとポテトは必需品
第10回 日常生活編(4) Q&Aその2
第11回 トラブル編(1) アメリカの洗礼
第12回 トラブル編(2) ビザが届かない!
第13回 トラブル編(3) 自分が持てる分だけ、買おう
第14回 エピローグ 私にとって留学とは、将来への展望


執筆者プロフィール

  趙 雪薇 (ちょう ゆきばら)
タフツ大学 生物医療工学科の大学院1年生 修士卒業後に渡米
研究内容は細胞外小胞を用いた細胞のリプログラミングへの応用
  滋井 康人(しげい やすと)
テキサスA&M大学 海洋学科大学院1回生 大学院卒業後就職し、社会人留学
構造地質や堆積学等、地質学の習得を目的として留学
川口 雄久(かわぐち かつひさ)
チュービンゲン大学 International Max-Plank Research School of Neural & Behavioral Sciences 博士課程1年目 学部卒業後に渡独、修士修了
研究内容は、セロトニンの視覚情報処理における役割

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発行責任者: 武田 祐史
編集責任者: 日置 壮一郎
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