2016年3月21日月曜日

「留学生リレー日記」第4回 棚から...

今週はテキサスA&M大学海洋学専攻の滋井さんに留学の経緯を聞いてみました。思いがけず留学、ということもあるんですね!



そもそも、僕にとって、この留学は「棚から牡丹餅」のような話でした。留学とか全く無縁と思っていた中、会社から突然こういう機会が得られたので、自分の中に明確な動機があったわけではありません。当然、留学についても何も知らない状態からスタートしました。

留学の話が一昨年の12月末にあり、行先が決まったのが昨年の秋学期が始まる2か月前(6月)だったので、都合半年程度で何とか留学にこぎつけました。

秋入学としては動き出すのが遅かったので、受け入れ可能な研究室はほぼありませんでしたが、あきらめず教官にメールや電話で接触し、何とか今の教官が4月に承諾してくれ、それから諸々あって、6月に正式に合格ということになりました。

テスト系については、GREこそ1度でパスしましたが、正直英語は苦手だったのでTOEFLは数回受けた末パスしました。

留学の経緯は大体上述のとおりですが、そもそも、自分のパフォーマンスを大きく変えたい、とか、そのためには出来るだけ環境を大きく変えないといけない、みたいなことは、なんとなくいつも頭にありました。そういった意味で、勤務先であった大都会東京とは対照的な陸の孤島であり、かつまたテキサスという土地柄にあって、地に足がついていて体育会系的な感じの生徒ーリア充?ーの多いこの大学は、自分史的にも性格的にも正反対な僕にとっては最適だと感じています。



大学の歴史は詳しくありませんが、とりあえず名前の通り1876年に農工大学(Agricultural & Mechanical College of Texas)として発足したようです。1960年代に総合大学に鞍替えして今に至りますが、現在も大学の歴史の象徴として名前に「A&M」を冠します。上級軍事大学としての側面もあり、キャンパスや教室には軍服を着た生徒も普通にいます。



留学生リレー日記
第1回 プロローグ(1) アメリカとドイツからこんにちは
第2回 プロローグ(2) じゃがいも&ドライブ&シェアハウス
第3回 大学紹介編(1) いざボストンへ
第4回 大学紹介編(2) 棚から...
第5回 大学紹介編(3) 星を眺めて、哲学にふける
第6回 大学紹介編(4) Q&Aその1
第7回 日常生活編(1) アイスホッケーはじめました
第8回 日常生活編(2) 心理的ハードルが低くなる
第9回 日常生活編(3) チョコとポテトは必需品
第10回 日常生活編(4) Q&Aその2
第11回 トラブル編(1) アメリカの洗礼
第12回 トラブル編(2) ビザが届かない!
第13回 トラブル編(3) 自分が持てる分だけ、買おう
第14回 エピローグ 私にとって留学とは、将来への展望


執筆者プロフィール

  趙 雪薇 (ちょう ゆきばら)
タフツ大学 生物医療工学科の大学院1年生 修士卒業後に渡米
研究内容は細胞外小胞を用いた細胞のリプログラミングへの応用
  滋井 康人(しげい やすと)
テキサスA&M大学 海洋学科大学院1回生 大学院卒業後就職し、社会人留学
構造地質や堆積学等、地質学の習得を目的として留学
川口 雄久(かわぐち かつひさ)
チュービンゲン大学 International Max-Plank Research School of Neural & Behavioral Sciences 博士課程1年目 学部卒業後に渡独、修士修了
研究内容は、セロトニンの視覚情報処理における役割

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