2016年4月11日月曜日

「留学生リレー日記」第7回 アイスホッケーはじめました

留学生リレー日記の第7回はボストン在住の雪薇さんの執筆です。アイスホッケーを始めるきっかけになった誘い文句が秀逸ですね!


私の研究室はポスドク2名、博士課程5名、修士課程4名の小規模な研究室で、ボスは若手のassociate professorである。ちなみにアメリカの博士課程は研究室に雇われて研究している身分であり、2年目あたりに行われるqualifying examと呼ばれる試験に合格しないと修士号だけを取って中退させられることもある。

私の研究室にはコアタイムがない。朝に強い人は8時頃に来て17時頃に帰っていくし、私は9-10時ごろに行き18-19時頃に帰る生活が基本である。オフタイムにおける研究室関連のイベントはほとんどないので、それ以外の時間はみんな各々に自分の生活を楽しんでいるのであろう。私はというと研究室から帰って自炊をし、少し休んだらジムで走ろうと思っている。とはいえそんな理想的な生活を毎日送れるはずもなく、宿題の締切に追われる日もあれば、食事をしながらYouTubeで日本のバラエティーを見て笑い転げていたら夜中になってしまうことももちろんある。

さて休日はというと、夏はテニス、冬はアイスホッケーをすることが多い。アイスホッケーと聞くとなんだかすごくガタイの良い女子を想像されるかもしれないが、私は日本ではどちらかといえばごくごく普通の文化系女子だった。そう、ボストンはこんな文化系女子でもアイスホッケーが始められるほど、ホッケーへの門戸が広い街なのである。スケートリンクが至る所にあり、テレビをつければホッケー(それかバスケ)中継である。ホッケーを始めればいい論文が書ける、という誘い文句に乗りまんまと始めてしまった私も、いまやホッケー中継を見るまでになった。とにかく、研究もスポーツも充実した街であることは間違いない。


写真:満席のアイスホッケー観戦(場所は最近フィギュアスケートの世界選手権が行われたTD garden)



留学生リレー日記
第1回 プロローグ(1) アメリカとドイツからこんにちは
第2回 プロローグ(2) じゃがいも&ドライブ&シェアハウス
第3回 大学紹介編(1) いざボストンへ
第4回 大学紹介編(2) 棚から...
第5回 大学紹介編(3) 星を眺めて、哲学にふける
第6回 大学紹介編(4) Q&Aその1
第7回 日常生活編(1) アイスホッケーはじめました
第8回 日常生活編(2) 心理的ハードルが低くなる
第9回 日常生活編(3) チョコとポテトは必需品
第10回 日常生活編(4) Q&Aその2
第11回 トラブル編(1) アメリカの洗礼
第12回 トラブル編(2) ビザが届かない!
第13回 トラブル編(3) 自分が持てる分だけ、買おう
第14回 エピローグ 私にとって留学とは、将来への展望


執筆者プロフィール

  趙 雪薇 (ちょう ゆきばら)
タフツ大学 生物医療工学科の大学院1年生 修士卒業後に渡米
研究内容は細胞外小胞を用いた細胞のリプログラミングへの応用
  滋井 康人(しげい やすと)
テキサスA&M大学 海洋学科大学院1回生 大学院卒業後就職し、社会人留学
構造地質や堆積学等、地質学の習得を目的として留学
川口 雄久(かわぐち かつひさ)
チュービンゲン大学 International Max-Plank Research School of Neural & Behavioral Sciences 博士課程1年目 学部卒業後に渡独、修士修了
研究内容は、セロトニンの視覚情報処理における役割

0 件のコメント :

コメントを投稿